スケート

 

 

日曜日、リビングのソファベッドで寝転んでいた私は

隣の和室のテレビで母が見ているフィギュアスケートの大会の様子を

音声だけ聞いていた。

 

とある選手のパフォーマンスが始まると同時にピアノが流れてくる。

「クラシック?いや、今風だな。グルーヴ感あるわ。(謎の表現)

え?待ってこれめっちゃ良いな!誰だこのピアノは!!」

 

私はソファからガバッと起き上がって

母の見ているテレビの目の前まで走って

スマホのSoundHoundをかざした。

Fazil Sayだった。

 


Fazil Say-Black Earth (Kara Toprak)

 

 


Fazıl Say - Mesopotamia, Symphony No. 2

 

大会で流れていた曲はYouTubeにはなかったんだけど

それはそれはグルーヴィーなものだった。

 

フィギュアスケートのパフォーマンスで流す曲は

クラシックとか映画音楽が多いっぽいけど、

この辺は個人的に手が伸びづらいところであるので、

フィギュアスケート選手の熱いパフォーマンスを添えて

教えてくれるのはとってもありがたい。

ラフマニノフの曲も浅田真央選手が使っていた時に

初めて聞いて鳥肌が立った。

 

 

 

 

以前バンドのスタジオ練習終わりに

高田馬場スケートリンクにベースを担いで行ったことがあった。

「我こそは未来の浅田真央!織田!」と言わんばかりに

やる気に満ち満ちた子供達が氷上で軽やかに滑っているリンクの傍らで、

23〜24の男3人が生まれたての子鹿のような体勢で悲鳴をあげていた。

 

子供たちのコーチをしているお母さんアイススケーターの

安定感のある滑りを盗み見ながら「絶対うまくなってやる!」と

氷上でメラメラで燃える男3人。コインロッカーの横で着々と冷えていく俺のエレキベース

 

※楽器を持ってスケートリンクに行くのはやめましょう。 

 

 

 

個人的にフィギュアスケート選手に

「この曲で滑ってみてほしい」というのがこれ。

ロンドンのポップス王子と称された。「bo en」

 

ポップスとして本当に質が高い。

なんとフリーダウンロードである。wavファイルで。

 

飽きさせない構成。

中盤〜アウトロにかけてゆっくりと迫ってくる

大団円感。

 


デジタル大辞泉の解説
だい‐だんえん〔‐ダンヱン〕【大団円】

演劇や小説などの最後の場面。すべてがめでたく収まる結末についていう。「大団円を迎える」

 

 

 

1本のハッピーエンドの映画を見終えた後のような気持ちの良さ。

 

 

 

 

 

ほかの曲ももちろん良い。

「miss you」はbo enが「コレカライッショケンメガンバリマス!」と

叫ぶ歌詞があってこれが良い。