新しい文字を作るという作業

 

先日、「文字」について想いを馳せる夜があった。

というのも、先輩のプレゼントのためにTシャツをデザインしていたのだが、

「バンド名のこの素晴らしき宴ってTシャツに書くんじゃなくて、

この素晴らしき宴を1文字で表現してほしい」という注文が来たのだ。

 

俺は今までiPadの手頃なデザインアプリでジャケなりなんなり作ってきたけど、

文字を書く。否、作るというのは初めての感覚で、今まで自分が使ってこなかった

部位の脳を刺激した。

 

「それは新しい漢字を作るということですかね?」

 

「いや、象形文字とか、古代文字みたいにしてほしい」

 

「なるほど(わかっていない)」

 

 

この難題。

とりあえずiPadAdobeの無料のアプリを立ち上げた。

(フォトショもイラレも持ってない)

 

それはロゴデザインともまた違った、精神世界の旅だった。

俺はバンドのことをどう思っているのか、いや、宴という言葉の概念について

深層心理ではどう思っているのか。今まで考えたことのない世界に思いをめぐらせ

夜中の布団の中でペンを、というか指を走らせる。

 

 

 

 

とにかく描いて、クライアント(先輩)に送る。

「きた。ソウルフルで、エロい、しかもグルーヴィー」

 

 

「ほんとかよ…」

 

別案を再送

「なるほど、テンションはfeel so goodだけど。もしや君はまだ’’サチスファクション’してないのかね?」

 

「おいらもっと強くなりてぇ」

 

「もっと幾何学感がプラスされるとさらに強い」

 

「その要望はさっきの象形文字のとは、アンビバレンツじゃないのかい?」

 

「そんなアヴァンギャルドな夜は嫌いかい?」

 

「好きではないな…大好きさ」

 

「真の芸術家に拍手を」

 

 

そんな夜中の鬱陶しいやり取りを経て生まれた。

 

https://www.instagram.com/p/BXPFefRFSd3/

 

 

1文字にして「この素晴らしき宴」と読む。

どの文明にも属さない新しい言語。

 

 

 

 

勢い余って8月末のイベントのフライヤーデザインまで引き受けてしまったけど、

ソフトないと処理できない範囲まで来てしまったので、

後日フォトショある友達の家に行く。

 

 

 

 

先日食中毒にかかったりでこの作業がかなり滞ってしまって、

俺はまだドラクエを買いに行けていないのだ。